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禁煙治療

News内服薬による新規禁煙治療の受付停止について

禁煙外来とは

禁煙外来は、自力での禁煙が難しい人をサポートする禁煙支援プログラムです。専門医が禁煙希望者の喫煙習慣や依存度を評価して禁煙計画を作成します。禁煙補助薬の処方や定期的なフォローアップ、心理的サポートを通じて禁煙を支援します。これにより、禁断症状を軽減し、禁煙成功率を高めることができます。

禁煙の治療

ニコチネルTTSという貼り薬を使って、禁煙治療を行います。この薬は、皮膚から徐々にニコチンを補給し、禁煙時の離脱症状(いわゆる禁断症状)を和らげます。この薬は、自己判断して使用を中止したり、量を加減したりすると本来の効果が得られないことがありますので、指示どおりに使用し続けることが重要です。とにかく、あきらめずに通院するのが成功のコツです。

治療の流れ

禁煙治療では、基本的には12週間かけて合計5回の診察を行うことになります。

1.初回来院
当クリニックにお越しいただき、窓口で禁煙治療を希望する旨をお伝えください。ご予約は不要ですが、問診に少し時間がかかるため診察終了予定時刻の30分前までに来院ください。

2.ニコチン依存症のチェック
初回に行うのは、健康保険適用の判定に必要なニコチンへの依存度を確認するテストです。また、これからの治療方針を決めるにあたり、呼気の中の一酸化炭素濃度の測定を実施します。ただし、下記に当てはまる方は治療ができません。また、1年以内に保険診療で禁煙治療した方は、保険診療での治療はできません。

  • タバコを吸っていない人
  • 妊婦または妊娠している可能性のある人、授乳中の人
  • 不安定狭心症、急性期の心筋梗塞(発症してから3ヵ月以内)、重篤な不整脈のある人、または経皮的冠動脈形成術、冠動脈バイパス術を受けて間もない人
  • 脳血管障害の回復初期の人
  • 過去にニコチネルTTSに含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

3.問診
既往症、現在の健康状態や喫煙歴を詳しくお聞きしたうえで、医師がアドバイスをいたします。今後の禁煙治療の流れについて説明し、同意いただいた場合は「禁煙宣言書」にサインしていただきます。

4.禁煙補助薬の選定
これから使用する禁煙補助薬の特徴や使い方をご説明します。以前にあった飲み薬のチャンピックスは販売中止となっておりますので、保険適応で使える治療薬のニコチンパッチTTSという貼り薬で治療します。この薬は、皮膚から徐々にニコチンを補給し、禁煙時の離脱症状(いわゆる禁断症状)を和らげます。

5.通院2~4回目まで
2回目以降は、2~4週の間隔でご来院いただき、初回と同じく一酸化炭素の濃度を測ります。問診によって禁煙の状況をチェックし、離脱症状や禁煙補助薬の副作用などがないかどうかの確認も行います。徐々に薬の量を減らしていき、ニコチン離脱症状を緩和しながら禁煙治療を進めていきます。

6.5回目(禁煙治療の終了)
5回目も一酸化炭素の濃度を測定し、問題がないことを確かめたうえで、禁煙を継続する心得などを説明して治療を終了します。

費用

5回の通院で、3割負担の方で13,000円程度

よくあるご質問

禁煙治療は保険が適用されますか?

以下の条件全て満たした場合に、保険診療で禁煙治療を行うことができます。
1.ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と判定
2. 1日のタバコの喫煙本数×喫煙年数が200以上
3.すぐに禁煙することを希望
4.禁煙治療について説明を受け、治療を受けることを文書により同意
※一つでも該当しない方は保険適応とはなりません。
※途中で再喫煙されてしまった場合、その後1年間は保険の適応は認められません。

加熱式タバコは禁煙の対象ですか?

加熱式タバコも禁煙外来の対象です。*加熱式タバコの煙には、紙巻タバコと同様にニコチンやさまざまな有害物質が含まれています。

*Uchiyama, S. et al.: Chem Res Toxicol 31(7) : 585-593,2018

禁煙補助薬の副作用はありますか?

主な副作用は、貼付部位のかぶれ、痒みです。また、不眠症状を認めることもあります。その対策についても、当院にてもちろんご相談いたします。

禁煙外来の成功率はどれくらいですか?

*ニコチンパッチではの禁煙継続率は、3か月後で77.8%,1年後で56.7%です。
当院では成功率をさらに高められるよう、医師・看護師ともに全力でサポートいたします。

*禁煙外来における禁煙治療の長期的効果に関する疫学的研究、心身健康科学、宮城 眞理ら

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